〔おもしろ雑学〕
月見る月はこの月の月
「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」と歌に詠まれた中秋の名月は旧暦8月15日の月のことである。
しかし、お月見の習慣はこの日に限ったことではなく、旧暦8月14日の月は待宵月、16日は十六夜月、17日は立待月、そして20日は寝待月というふうに、古代の日本人はそれぞれの月に美しい名をつけて、風雅な月見を楽しんでいた。
涼風が立ち、夜空の美しい季節になると、満月ばかりではなく、うつろう月の姿を楽しむのも、また一興である。ちなみに旧暦9月13日の月も十三夜月として、月見をする風習があり、日本人の月に寄せる思いはことのほか強い。