〔おもしろ雑学〕
日本のタクシーの歴史
1912年7月10日、営業を開始した日本初のタクシー会社は、東京麹町の数寄屋橋タクシー自動車である。
当初のタクシーは、「流し」営業ではなく、電話で呼び出して迎えに来てもらった。利用者は外国人かお金持ちで、高額なチップを出したので、運転手の月給も大卒以上だったという。
流しのタクシーという営業形態が生まれたのは1921(大正10)年のことである。大正13年には、大阪で市内料金一円均一という「円タク」が登場し、東京にも広がった。円タクと同じ年に、東京市営乗合自動車が運行を開始しバスガールが誕生している。