〔おもしろ雑学〕 筆記用具の歴史
 人類が紙の発明以来、最も長く愛用してきた筆記用具は、東洋の筆、西洋のペンである。ペンはラテン語の「鳥の羽根(penna)」に由来し、18世紀までは鵞鳥(がちょう)の羽根が主流であった。19世紀になってから金属製にとってかわられた。

 イギリスのジョセフ・ブラマーが、1809年に万年筆の特許を取り、1884年にはアメリカのジョセフ・ウォーターマンが実用的な万年筆を考案している。

 アメリカのジョン・ラウドが、1888年にボールペンの特許を取得したが、実用化したのはアメリカのミルトン・レイノルズであった。1945年に売り出したが不具合で返品の山をつくったが、その後の改良で戦後アメリカ経済の一翼を担うほどに成長し現在に至っている。ちなみに毎月23日は「ふみの日」である。