〔おもしろ雑学〕 水戸光圀はなぜ黄門様か
 格さん、助さんを従え、諸国を旅する黄門様はドラマでお馴染みである。

 水戸光圀を黄門さまと呼ぶのは「余は先の中納言、天下の副将軍なるぞ」という名セリフにもある官名・中納言からきたものだ。

 朝廷が与える官名は唐の律令制にならっており、日本の中納言にあたる官名が中国では「黄門侍郎」といわれる。それで黄門様と呼ばれるようになったのだが、実際の黄門様はドラマのような諸国漫遊はしていなかった。