作者:
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
原文:
嗚呼見の浦に 舟乗りすらむ をとめらが 玉裳の裾に 潮満つらむか
読み:
あみのうらに ふなのりすらむ をとめらが たまものすそに しほみつらむか
解釈:
嗚呼見(あみ)の浦で、舟遊びをしている乙女たちの、裳(も)の裾(すそ)に、潮が寄せているでしょうか。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。