作者:
丈部稲麻呂(はせつかべのいなまろ)
原文:
父母が 頭かき撫で 幸くあれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる
読み:
ちちははが かしらかきなで さくあれて いひしけとばぜ わすれかねつる
解釈:
父母が私の頭を撫でて、無事でいよと言った言葉が忘れかねるよ。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。