作者:
良暹法師(平安中期の歌人・僧)
原文:
さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮
読み:
さびしさに やどをたちいでて ながむれば いづくもおなじ あきのゆふぐれ
解釈:
あまりの寂しさに耐えかねて庵を出てあたりを見渡すと、どこも同じように寂しい、秋の夕暮れである。
参考:
さびしさに:さびしさの為に。 宿:庵。家のこと。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。