作者:
源兼昌(平安中期~後期の歌人)
原文:
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守
読み:
あはぢしま かよふちどりの なくこゑに いくよねざめぬ すまのせきもり
解釈:
淡路島から飛び通う千鳥の鳴く声に、いったいいく夜を覚ましたことだろう、須磨の関守は。
参考:
かよふ:飛んでくる。 須磨の関守:摂津国と播磨国の境にあった関。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。