作者:
曾禰好忠(平安中期の歌人。中古三十六歌仙の一人)
原文:
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな
読み:
ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえ ゆくへもしらぬ こひのみちかな
解釈:
由良の海峡を漕ぎ渡る船人が、櫂がなくなって行方もしらず漂うように、どうなるかわからない恋の道であることよ。
参考:
由良の門:京都府の由良川が若狭湾へ注ぐあたり。
〔中吉〕今日のあなたの運勢は吉の中にいます。多少反省すべきこともあります。身を律して生きましょう。