作者:
左京大夫顕輔(藤原顕輔。平安後期の歌人・公家。詞花集の撰者。藤原清輔の父)
原文:
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
読み:
あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいづるつきの かげのさやけさ
解釈:
秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ間からもれ出てくる月の光の、何と澄み切った明るさであることか。
参考:
秋風に:秋風に吹かれて。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。