作者:
和泉式部(平安中期の女流歌人。中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人)
原文:
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな
読み:
あらざらむ このよのほかの おもひでに いまひとたびの あふこともがな
解釈:
私はまもなく死んでしまうでしょうが、あの世への思い出として、せめてもう一度貴方にお逢いしとうございます。
参考:
あらざらむ:死んでしまうであろう。
〔中吉〕今日のあなたの運勢は吉の中にいます。多少反省すべきこともあります。身を律して生きましょう。