作者:
権中納言定家(藤原定家。鎌倉時代初期の歌人・公家。小倉百人一首の撰者。藤原俊成の子。日記「明月記」作者)
原文:
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
読み:
こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ
解釈:
来ない人を待つ、その松帆の浦の夕なぎの時に焼く藻塩のように、わが身は恋心に焦がれている。
参考:
藻塩:海藻を焼き水に溶かし上澄みを煮詰めてつくる塩
〔中吉〕今日のあなたの運勢は吉の中にいます。多少反省すべきこともあります。身を律して生きましょう。