作者:
後鳥羽院(第八二代天皇)
原文:
人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
読み:
ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは
解釈:
人が愛おしくも、恨めしくも思う。この世を面白くないと思っている為に、さまざまな物思いをするこの私は。
参考:
人も愛し:人を愛しく思う。 あぢきなく:おもしろくなく。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。