作者:
石川少郎(いしかわのせうらう)
原文:
志賀の海人は 藻刈り塩焼き 暇なみ 髪梳の小櫛 取りも見なくに
読み:
しがのあまは めかりしおやき いとまなみ くしらのをぐし とりもみなくに
解釈:
志賀の海人のおとめは海藻を取ったり塩を焼いたりと暇がないので髪を梳く小櫛を手に取ってみることもないのだろう…。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。