作者:
大納言経信(源経信。平安後期の歌人・公家。)
原文:
夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く
読み:
ゆふされば かどたのいなば おとづれて あしのまろやに あきかぜぞふく
解釈:
夕方になると門前の田の稲葉をそよそよと音をさせて、蘆葺きの田舎家に秋風が吹いてくる。
参考:
夕されば:夕方になると。 門田:門前の田。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。