作者:
源重之(平安中期の歌人。三十六歌仙の一人)
原文:
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな
読み:
かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな
解釈:
風が烈しいので、岩に打ち寄せる波が自分だけ砕けて散るように、つれないあの人の為に私の心も砕ける程に思い悩むこの頃である。
参考:
風をいたみ:風が強いために。
〔中吉〕今日のあなたの運勢は吉の中にいます。多少反省すべきこともあります。身を律して生きましょう。