作者:
大中臣能宣朝臣(平安中期の歌人。三十六歌仙の一人)
原文:
みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ
読み:
みかきもり ゑじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ
解釈:
宮中の御門を守る兵士の焚く火が夜は燃え、昼は消えているように、私も夜は恋しさに燃え、昼は身も消え入るばかりに恋の物思いに悩んでいるのです。
参考:
御垣守:宮中の御門を守る人。
〔中吉〕今日のあなたの運勢は吉の中にいます。多少反省すべきこともあります。身を律して生きましょう。