作者:
鎌倉右大臣(源実朝。鎌倉幕府三代将軍)
原文:
世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ あまの小舟の 綱手かなしも
読み:
よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも
解釈:
世の中はいつまでも変わらずにあって欲しいものだ。渚を漕ぐ漁師の小舟が綱手に引かれている光景は、なんとも感慨深い。
参考:
常にもがな:永久に変わらなければ良いなあ。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。