作者:
大弐三位(平安中期の女流歌人。女房三十六歌仙の一人。紫式部の娘)
原文:
有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
読み:
ありまやま ゐなのささはら かぜふけば いでそよひとを わすれやはする
解釈:
有馬山に近い猪名の篠原に風が吹きおろすとそよそよと音を立ててゆらぎます。さあ、そのことですよ、私はあなたのことをどうして忘れましょうか。決して忘れません。
〔中吉〕今日のあなたの運勢は吉の中にいます。多少反省すべきこともあります。身を律して生きましょう。