江戸:
葦の髄から天井覗く(よしのずいからてんじょうのぞく) 細い葦(よし)の茎の穴を透かして天井を見て、天井の全部を見たような気になることから、自分だけの狭い見識で、大きな問題を論じたり、判断することのたとえ。
京都:
夜目遠目笠のうち(よめとおめかさのうち) 夜見るとき、遠くから見るとき、笠に隠れた顔の一部をのぞいて見るときは、はっきり見えないので実際より美しく見えるものであるということ。
大坂:
よこ槌で庭を掃く(よこつちでにわをはく) わらを打つとき使う横槌で庭を掃く様子から、急な来客に慌てる様。急な来客に慌てながらも手厚くもてなそうとすること。
〔小吉〕今日のあなたは小吉とはいえ吉の範囲にいます。油断することなく心しずかに暮らしましょう。