江戸:
亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし) 烏帽子は黒塗りが普通であるが、亭主が赤い烏帽子を好めば家族はそれに同調しなければならない意から、どんなことでも、一家の主人の言うことには従わなければならないということのたとえ。
京都:
寺から里へ(てらからさとへ) 檀家から寺へ物を贈るのが当たり前なのに、寺から檀家へ物を贈る意から、物事が逆であることのたとえ。
大坂:
天道人殺さず(てんどうひところさず) 天は慈悲深くて、人を見離すことはない。
〔小吉〕今日のあなたは小吉とはいえ吉の範囲にいます。油断することなく心しずかに暮らしましょう。