江戸:
身から出た錆(みからでたさび) 身から出た錆とは、自分の犯した悪行のために、自分自身が苦しむこと。自業自得。
京都:
身は身で通る裸ん坊(みはみでとおるあかんぼう) 貧富や賢い愚かの差はあっても、人はそれぞれにふさわしい暮らしをしてゆくものであり、結局は、自分を中心とする生活しかできぬものであるというたとえ。
大坂:
蓑売りの古蓑(みのうりのふるみの) 他人のためばかりで自分のことまで手が回らないこと。
身うちが古み(みうちがふるみ) 他人のためばかりで自分のことまで手が回らないこと。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正しく暮らしましょう。