作者:
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
原文:
鴨山の 岩根し枕ける われをかも 知らにと妹が 待ちつつあるらむ
読み:
かもやまの いはねしまける われをかも しらにといもが まちつつあるらむ
解釈:
鴨山の岩を枕として死のうとしている私を何も知らずに妻は待ち続けているのだろう。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。