作者:
大伴旅人(おおとものやかもち)
原文:
わが盛 また変若めやも ほとほとに 寧楽の京を 見ずかなりなむ
読み:
わがさかり またをちめやも ほとほとに ならのみやこを みずかなりなむ
解釈:
私の盛りはまた若返ってやってくるだろうか。いやいや、もう奈良の京をほとんど見ることもなく終わるのだろう。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。