作者:
大伴坂上朗女(おおとものさかのうえのいらつめ)
原文:
来むといふも 来ぬ時あるを 来じといふを 来むとは待たじ 来じといふものを
読み:
こむといふも こぬときあるを こじといふを こむとはまたじ こじといふものを
解釈:
来れるだろうと言っても来ないときがあるのに、来れないというのを来るだろうかなどと思って待ったりはしません。来れないと言っているのに…。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。