作者:
大伴坂上郎女 (おおとものさかのうえのいらつめ)
原文:
恋ひ恋ひて 逢へる時だに 愛しき 言尽くしてよ 長くと思はば
読み:
こひこひて あへるときだに うるわしき ことつくしてよ ながくとおもはば
解釈:
長く恋続けてやっと逢えた、そのときだけでもせめて嬉しい言葉を尽くしてください。この恋を長くとお考えでしたら。
〔末吉〕末吉といえどもまだ吉の中にあります。油断することなく身を正して暮らしましょう。