おみくじの引き方には厳しい作法があるとされ、江戸時代初期の書物『元三大師籤絵鈔』にはその詳細の手順が次のようなものと記されています。 |
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おみくじの引き方には厳しい作法があるとされ、江戸時代初期の書物『元三大師籤絵鈔』にはその詳細の手順が次のようなものと記されています。 |
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現在の人々がこのような気の遠くなるような作法を守っておみくじをいただいている姿を見ることはありませんが、せめて気持ちだけは神仏に感謝を込めながらおみくじを引くのがよいのでしょう。 1.「みくじ筒や御神籤箱(番号付きの細い棒の入った箱)」を逆さまにしながら何回か振って小さい穴から棒を一本だけ振り出させ、そこの書かれている番号の「おみくじ(みくじ箋)」を係の人からいただく。時には用意された箱の中からその番号のみくじ箋を自分で取る。みくじ棒が竹製である場合には「みくじ竹」とも呼ばれる。 この場合のみくじ筒は、子供でも片手で振れるような軽いものから、両手で抱えるほどの大きさや重さのものもある。社寺によっては巨大すぎて一人では抱えきれないほどのものもあります。
2.おみくじが一杯入っている箱の中から、参拝者が自分の好きな一枚を選んで取る。 |
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