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〔おみくじのあれこれ〕

おみくじの和歌

(万葉集)

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おみくじの和歌(万葉集)
おみくじのいろはがるた

 おみくじを引くと、和歌が添えられていますが、この「おみくじに付いてくる和歌」、あるいは「おみくじに付ける和歌」とは一体何なのでしょうか。このように「おみくじの和歌」について疑問を持つ人が多いです。

 おみくじに和歌を添えるのは、本来はこの和歌の内容から運勢を占うという基本的な考え方、習わしがあるからなのです。



 一般に神社のおみくじでは和歌が添えられるのが普通ですが、明治神宮などの神社では御製や御歌が添えられています。

 また、寺院のおみくじでは漢詩が添えられていることもあります。寺院で漢詩が添えられるのは、おみくじのルーツである「元三大師」が僧侶だったことに由来しています。



 おみくじに和歌が添えられる理由は、古来より日本の神々は和歌を詠むとされ、神からのご託宣(お告げ)も和歌の形で示されることが多かったからとされます。

 神々は夢枕に立ったり、あるいは神の意を受けて信者と言葉を交わす巫女を通じて、和歌を用いて大事なお告げを伝えてくれるのです。人々はその和歌を解釈し自分の願い事などを占います。

 一般人には和歌を解釈するのは相当な困難を伴うこともあり、普通のおみくじでは、運勢の概略説明が記されています。また、「願事」や「恋愛」「縁談」「出産」等々のような個別の運勢についても簡略な説明がなされます。

 おみくじに用いられる和歌は多種多様ですが、当サイトでは、『小倉百人一首』の和歌、100首を用いています。新しくなった元号の「令和」という言葉は、日本の代表的古典文学である万葉集から採られたことは有名ですね。

 百人一種の原文100首を下の表に示します。スマホ版では、訳文を掲載するのはスペース的に困難なので、元の和歌のみを記載しています。もしも、訳文が見たい場合には、このページ最上部にある〔PC版へ移動〕ボタンをタップしてPC版に移動してからご覧ください。


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〔おみくじの和歌〕
万葉集
〔001〕額田王
 熟田津に 船乗りせむと 月待てば
 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな

〔002〕中皇命
 我が背子は 仮廬作らす 草なくは
 小松が下の 草を刈らさね

〔003〕額田王
 あかねさす 紫野行き 標野行き
 野守は見ずや 君が袖振る

〔004〕大海人皇子
 紫草の にほへる妹を 憎くあらば
 人妻ゆゑに われ恋ひめやも

〔005〕天武天皇
 よき人の よしとよく見て よしと言ひし
 吉野よく見よ よき人よく見

〔006〕持統天皇
 春過ぎて 夏来るらし 白袴の
 衣乾したり 天の香具山

〔007〕高市黒人
 ささなみの 国つ御神の 心さびて
 荒れたる京 見れば悲しも

〔008〕柿本人麻呂
 嗚呼見の浦に 舟乗りすらむ をとめらが
 玉裳の裾に 潮満つらむか

〔009〕坂門人足
 巨勢山の つらつら椿 つらつらに
 見つつ思はな 巨勢の春野を

〔010〕高市黒人
 何処にか 船泊てすらむ 安礼の崎
 漕ぎ廻み行きし 棚無し小舟

〔011〕山上憶良
 いざ子ども 早く日本(やまと)へ 大伴の
 三津の浜松 待ち恋ひぬらむ

〔012〕志貴皇子
 葦べ行く 鴨の羽がひに 霜降りて
 寒き夕へは 大和し思ほゆ

〔013〕天武天皇
 わが里に 大雪降れり 大原の
 古りにし里に 落らまくは後

〔014〕藤原婦人
 わが岡の おかみに言ひて 落らしめし
 雪のくだけし 其処に散りけむ

〔015〕大伯皇女
 わが背子を 大和へ遣ると さ夜ふけて
 暁露に わが立ち濡れし

〔016〕大津皇子
 大船の 津守が占に 告らむとは
 まさしに知りて 我が二人寝し

〔017〕弓削皇子
 古に 恋ふる鳥かも 弓絃葉の
 御井の上より 鳴き渡り行く

〔018〕但馬皇女
 人言を 繁み言痛み 己が世に
 未だ渡らぬ 朝川渡る

〔019〕柿本人麻呂
 小竹の葉は み山もさやに 乱げども
 われは妹思ふ 別れ来ぬれば

〔020〕有馬皇子
 磐代の 浜松が枝を 引き結び
 真幸くあらば また還り見む

〔021〕有馬皇子
 家にあれば 笥に盛る飯を 草枕
 旅にしあれば 椎の葉に盛る

〔022〕高市皇子
 山振の 立ち儀ひたる 山清水
 酌みに行かめど 道の知らなく

〔023〕柿本人麻呂
 秋山の 黄葉を茂み 迷ひぬる
 妹を求めむ 山道知らずも

〔024〕柿本人麻呂
 鴨山の 岩根し枕ける われをかも
 知らにと妹が 待ちつつあるらむ

〔025〕柿本人麻呂
 大君は 神にし座せば 天雲の
 雷の上に 廬らせるかも

〔026〕柿本人麻呂
 珠藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の
 野島の崎に 舟近づきぬ

〔027〕柿本人麻呂
 もののふの 八十宇治川の 網代木に
 いさよふ波の 行くへ知らずも

〔028〕長奥麻呂
 苦しくも 降り来る雨か 神の崎
 狭野の渡りに 家もあらなくに

〔029〕柿本人麻呂
 淡海の海 夕波千鳥 汝が鳴けば
 情もしのに 古思ほゆ

〔030〕高市黒人
 旅にして 物恋しきに 山下の
 赤のそほ船 沖へ漕ぐ見ゆ

〔031〕高市黒人
 四極山 うち越え見れば 笠縫の
 島漕ぎかくる 棚無し小舟

〔032〕石川少郎
 志賀の海人は 藻刈り塩焼き 暇なみ
 髪梳の小櫛 取りも見なくに

〔033〕石上卿
 ここにして 家やもいづち 白雲の
 たなびく山を 越えて来にけり

〔034〕山部赤人
 田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ
 不尽の高嶺に 雪は降りける

〔035〕小野老
 あをによし 寧楽の京師は 咲く花の
 薫ふがごとく 今盛りなり

〔036〕大伴旅人
 わが盛 また変若めやも ほとほとに
 寧楽の京を 見ずかなりなむ

〔037〕沙弥満誓
 鳥総立て 足柄山に 船木伐り
 樹に伐り行きつ あたら船材を

〔038〕額田王
 君待つと わが恋ひをれば わが屋戸の
 簾動かし 秋の風吹く

〔039〕阿倍女郎
 我が背子が 着せる衣の 針目落ちず
 入りにけらしも 我が情さへ

〔040〕大伴坂上朗女
 来むといふも 来ぬ時あるを 来じといふを
 来むとは待たじ 来じといふものを

〔041〕笠女郎
 君に恋ひ 甚も術なみ 平山の
 小松が下に 立ち嘆くかも

〔042〕笠女郎
 相思はぬ 人を思ふは 大寺の
 餓鬼の後方に 額つくごとし

〔043〕紀女郎
 今は吾は 侘びそしにける 気の緒に
 思ひし君を ゆるさく思へば

〔044〕大伴坂上郎女
 恋ひ恋ひて 逢へる時だに 愛しき
 言尽くしてよ 長くと思はば

〔045〕山上憶良
 悔しかも かく知らませば あをによし
 国内ことごと 見せましものを

〔046〕山上憶良
 銀も 金も玉も 何せむに
 勝れる宝 子に及かめやも

〔047〕大伴旅人
 わが園に 梅の花散る ひさかたの
 天より雪の 流れ来るかも

〔048〕山部赤人
 若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ
 葦辺をさして 鶴鳴き渡る

〔049〕山部赤人
 み吉野の 象山の際の 木末には
 ここだもさわく 鳥の声かも

〔050〕山上憶良
 士やも 空しくあるべき 万代に
 語り継ぐべき 名は立てずして

〔051〕石上乙麻呂
 大崎の 神の小浜は 狭けども
 百舟人も 過ぐと言はなくに

〔052〕柿本人麻呂歌集
 あしひきの 山川の瀬の 響るなへに
 弓月が嶽に 雲立ち渡る

〔053〕作者未詳
 幸はひの いかなる人か 黒髪の
 白くなるまで 妹の声を聞く

〔054〕志貴皇子
 石ばしる 垂水の上の さ蕨の
 萌え出づる春に なりにけるかも

〔055〕山部赤人
 春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ
 野をなつかしみ 一夜寝にける

〔056〕山部赤人
 明日よりは 春菜採まむと 標めし野に
 昨日も今日も 雪は降りつつ

〔057〕厚見王
 蝦鳴く 甘奈備川に 影見えて
 今か咲くらむ 山吹の花

〔058〕山部赤人
 恋しけば 形見にせむと わが屋戸に
 植ゑし藤波 いま咲きにけり

〔059〕大伴家持
 夏山の 木末の繁に 霍公鳥
 鳴き響むなる 声の遥けさ

〔060〕岡本天皇
 夕されば 小倉の山に 鳴く鹿は
 今夜は鳴かず 寝ねにけらしも

〔061〕山上憶良
 秋の野に 咲きたる花を 指折り
 かき数ふれば 七種の花

〔062〕聖武天皇
 秋の田の 穂田を雁がね 暗けくに
 夜のほどろにも 鳴き渡るかも

〔063〕湯原王
 夕月夜 心もしのに 白露の
 置くこの庭に 蟋蟀鳴くも

〔064〕大伴書持
 あしびきの 山の黄葉 今夜もか
 浮かび行くらむ 山川の瀬に

〔065〕高橋虫麻呂
 筑波嶺の 裾廻の田井に 秋田刈る
 妹がり遣らむ 黄葉手折らな

〔066〕作者未詳
 能登川の 水底さへに 照るまでに
 御笠の山は 咲きにけるかも

〔067〕作者未詳
 真葛原 なびく秋風 吹くごとに
 阿太の大野の 萩の花散る

〔068〕作者未詳
 高松の この峯も狭に 笠立てて
 盈ち盛りたる 秋の香のよさ

〔069〕人麻呂歌集
 あしびきの 山道も知らず 白橿の
 枝もとををに 雪の降れれば

〔070〕柿本人麻呂歌集
 高麗錦 紐解き開けむ 夕戸の
 知らずある命 恋ひつつあらむ

〔071〕作者未詳
 朝寝髪 吾れは梳らじ うるはしき
 君が手枕 触れてしものを

〔072〕作者未詳
 紅の 裾引く道を 中に置きて
 われか通はむ 君か来まさむ

〔073〕東歌
 信濃なる 須賀の荒野に ほととぎす
 鳴く声聞けば 時すぎにけり

〔074〕東歌
 足柄の 箱根の山に 粟蒔きて
 実とはなれるを 逢わなくもあやし

〔075〕東歌
 信濃道は 今の墾道 刈株に
 足踏ましなむ 履はけわが背

〔076〕東歌
 多麻川に 曝す手作り さらさらに
 何そこの児の ここだ愛しき

〔077〕東歌
 鳰鳥の 葛飾早稲を 饗すとも
 その愛しきを 外に立てめやも

〔078〕東歌上野国歌
 吾が恋は まさかもかなし 草枕
 多胡の入野の 奥もかなしも

〔079〕東歌
 稲春けば 皹る我が手を 今宵もか
 殿の若子が 取りて嘆かむ

〔080〕東歌
 うべ子なは 吾に恋ふなも 立と月の
 流なえ行けば 恋しかるなも

〔081〕東歌
 柵越しに 麦食む小馬の はつはつに
 相見し子らし あやに愛しも

〔082〕遣新羅使
 我が故に 妹嘆くらし 風早の
 浦の沖辺に 霧たなびけり

〔083〕狭野弟上娘子
 君が行く 道の長手を 繰り畳ね
 焼き滅ぼさむ 天の火もがも

〔084〕忌部首
 枳の 棘原刈り除け、倉立てむ
 屎遠くまれ 櫛造る刀自

〔085〕橘諸兄
 降る雪の 白髪までに 大君に
 仕奉れば 貴くもあるか

〔086〕大伴家持
 かからむと かねて知りせば 越の海の
 荒礒の波も 見せましものを

〔087〕大伴家持
 立山の 雪し消らしも 延槻の
 川の渡り瀬 鐙漬かすも

〔088〕作者未詳
 安積香山 影さえ見ゆる 山の井の
 浅き心を 吾が思はなくに

〔089〕大伴家持
 春の園 紅にほふ 桃の花
 下照る道に 出で立つをとめ

〔090〕大伴家持
 春の野に 霞たなびき うら悲し
 この夕かげに 鶯鳴くも

〔091〕大伴家持
 うらうらに 照れる春日に 雲雀あがり
 情悲しも 独りしおもへば

〔092〕丈部稲麻呂
 父母が 頭かき撫で 幸くあれて
 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる

〔093〕大舎人部千文
 霰降り 鹿島の神を 祈りつつ
 皇御軍に 吾れは来にしを

〔094〕大伴部広成
 ふたほがみ 悪しけ人なり あた病
 我がする時に 防人にさす

〔095〕他田部子磐前
 ひなくもり 碓氷の坂を 越えしだに
 妹が恋しく 忘らえぬかも

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〔096〕宇遅部黒女
 赤駒を 山野にはがし 捕りかにて
 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ

〔097〕物部刀自売
 色深く 背なが衣は 染めましを
 御坂たばらば ま清かに見む

〔098〕大原桜井
 佐保川に 凍り渡れる 薄氷の
 薄き心を わが思はなくに

〔099〕大伴家持
 あしひきの 八峰の椿 つらつらに
 見とも飽かめや 植ゑてける君

〔100〕大伴家持
 新しき 年の始の 初春の
 今日降る雪の いや重け吉事


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