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 おみくじを引くと、和歌が添えられていますが、本来はこの和歌の内容から運勢を占うという基本的な考え方、習わしがあるからです。 | 
| 近年では、いわゆる「おみくじ」だけでなく、このサイトで掲載しているように多様な「おみくじ」や「みくじ」があります。これらの中では、昔ながらの和歌に限らず、『いろはがるた』や『故事』『ことわざ』なども添えられます。 
 『おみくじ』 | 
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 当サイトには、主流で普通の『開運おみくじ』の他に、『こどもみくじ』や『ちびっこみくじ』などがありますが、これらのおみくじは、子供用のおみくじということもあって、和歌ではなく、〔いろはがるた〕を用いています。 
 ・江戸いろはがるた 
 大坂いろはがるたは、いわゆる江戸時代の大坂で流行ったものですので、「大阪」ではなく「大坂」の文字が使われています。(現在の「大阪」は江戸時代には「大坂」と書かれていました。) 
 「色は匂へど 散りぬるを 
 「いろはにおえど ちりぬるを 
 いろはがるたには、どのようなカルタがあるのか、下記にいろは歌の順番で、〔江戸〕〔京都〕〔大坂〕のそれぞれについて示します。 | 
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| 〔おみくじのいろはかるた〕 江戸・京都・大坂 | 
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| 〔01〕い 〔江戸〕犬も歩けば棒に当たる 〔京都〕一寸先は闇 〔大坂〕一を聞いて十を知る | 
| 〔02〕ろ 〔江戸〕論より証拠 〔京都〕論語読みの論語知らず 〔大坂〕論語読みの論語知らず | 
| 〔03〕は 〔江戸〕花より団子 〔京都〕針の穴から天を覗く 〔大坂〕花より団子 | 
| 〔04〕に 〔江戸〕憎まれっ子世に憚る 〔京都〕二階から目薬 〔大坂〕憎まれっ子頭堅し 憎まれっ子神直し | 
| 〔05〕ほ 〔江戸〕骨折り損のくたびれ儲け 〔京都〕仏の顔も三度 〔大坂〕惚れたが因果 | 
| 〔06〕へ 〔江戸〕屁をひって尻窄める 〔京都〕下手の長談義 〔大坂〕下手の長談義 | 
| 〔07〕と 〔江戸〕年寄りの冷や水 〔京都〕豆腐に鎹(かすがい) 〔大坂〕遠くの一家(いっけ)より近くの隣 | 
| 〔08〕ち 〔江戸〕塵も積もれば山となる 〔京都〕地獄の沙汰も金次第 〔大坂〕地獄の沙汰も金次第 | 
| 〔09〕り 〔江戸〕律義者の子だくさん 〔京都〕綸言(りんげん)汗のごとし 〔大坂〕綸言(りんげん)汗のごとし | 
| 〔10〕ぬ 〔江戸〕盗人(ぬすびと)の昼寝 〔京都〕糠(ぬか)に釘 〔大坂〕盗人(ぬすびと)の昼寝 | 
| 〔11〕る 〔江戸〕瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る 〔京都〕類をもって集まる 〔大坂〕類をもって集まる | 
| 〔12〕を 〔江戸〕老いては子に従え 〔京都〕鬼も十八 〔大坂〕鬼の女房に鬼神 | 
| 〔13〕わ 〔江戸〕破(わ)れ鍋に綴(と)じ蓋 〔京都〕笑う門には福来る 〔大坂〕若い時は二度ない | 
| 〔14〕か 〔江戸〕かったいの瘡(かさ)うらみ 〔京都〕蛙の面に水 〔大坂〕陰裏(かげうら)の豆もはじけ時 | 
| 〔15〕よ 〔江戸〕葦(よし)の髄(ずい)から天井覗く 〔京都〕夜目遠目(とめとおめ)笠のうち 〔大坂〕よこ槌で庭を掃く | 
| 〔16〕た 〔江戸〕旅は道連れ世は情け 〔京都〕立て板に水 〔大坂〕大食(だいじき)上戸の餅食らい | 
| 〔17〕れ 〔江戸〕良薬(れうやく)は口に苦し 〔京都〕連木(れんぎ)で腹切る 〔大坂〕連木(れんぎ)で腹切る | 
| 〔18〕そ 〔江戸〕総領(そうりょう)の甚六 〔京都〕袖すり合うも他生の縁 〔大坂〕袖すり合うも他生の縁 | 
| 〔19〕つ 〔江戸〕月とすっぽん 月夜に釜を抜かれる 〔京都〕月夜に釜を抜かれる 〔大坂〕爪に火をともす | 
| 〔20〕ね 〔江戸〕念には念を入れよ 〔京都〕猫に小判 〔大坂〕寝耳に水 | 
| 〔21〕な 〔江戸〕泣きっ面に蜂 〔京都〕済(な)す時の閻魔顔 〔大坂〕習わぬ経は読めぬ | 
| 〔22〕ら 〔江戸〕楽あれば苦あり 〔京都〕来年の事を言えば鬼が笑う 〔大坂〕楽して楽知らず | 
| 〔23〕む 〔江戸〕無理が通れば道理が引っ込む 〔京都〕昔とった杵柄 馬(むま)の耳に風 〔大坂〕無芸大食 | 
| 〔24〕う 〔江戸〕嘘から出た実(まこと) 〔京都〕氏(うじ)より育ち 〔大坂〕牛を馬にする | 
| 〔25〕ゐ 〔江戸〕芋の煮えたも御存知ない 〔京都〕鰯の頭も信心から 〔大坂〕炒豆(いりまめ)に花が咲く | 
| 〔26〕の 〔江戸〕喉元過ぎれば熱さを忘れる 〔京都〕鑿(のみ)と言えば槌(つち) 〔大坂〕野良の節句働き | 
| 〔27〕お 〔江戸〕鬼に金棒 〔京都〕負うた子に教えられて浅瀬を渡る 〔大坂〕陰陽師身の上知らず | 
| 〔28〕く 〔江戸〕臭いものに蓋をする 〔京都〕臭い物に蝿がたかる 〔大坂〕果報(くゎはう)は寝て待て | 
| 〔29〕や 〔江戸〕安物買いの銭失い 〔京都〕闇夜に鉄砲 〔大坂〕闇に鉄砲 | 
| 〔30〕ま 〔江戸〕負けるが勝ち 〔京都〕蒔かぬ種は生えぬ 〔大坂〕待てば甘露(かんろ)の日和あり | 
| 〔31〕け 〔江戸〕芸は身を助ける 〔京都〕下駄と焼き味噌 〔大坂〕下戸の建てた蔵はない | 
| 〔32〕ふ 〔江戸〕文(ふみ)はやりたし書く手は持たぬ 〔京都〕武士は食わねど高楊枝 〔大坂〕武士は食わねど高楊枝 | 
| 〔33〕こ 〔江戸〕子は三界の首っ枷(かせ) 〔京都〕これに懲りよ道才坊(どうさいぼう) 〔大坂〕志は松の葉 | 
| 〔34〕え 〔江戸〕得手(えて)に帆を揚げ 〔京都〕縁と月日 縁の下の力持ち 〔大坂〕閻魔の色事 | 
| 〔35〕て 〔江戸〕亭主の好きな赤烏帽子(あかえぼうし) 〔京都〕寺から里へ 〔大坂〕天道人殺さず | 
| 〔36〕あ 〔江戸〕頭隠して尻隠さず 〔京都〕足元から鳥が立つ 〔大坂〕阿呆につける薬はない | 
| 〔37〕さ 〔江戸〕三遍回って煙草にしょ 〔京都〕竿の先に鈴 〔大坂〕触らぬ神に祟りなし | 
| 〔38〕き 〔江戸〕聞いて極楽見て地獄 〔京都〕鬼神に横道なし 義理と褌(ふんどし)は欠かされぬ 〔大坂〕義理と褌(ふんどし) | 
| 〔39〕ゆ 〔江戸〕油断大敵 〔京都〕幽霊の浜風 〔大坂〕油断大敵 | 
| 〔40〕め 〔江戸〕目の上の瘤(こぶ) 〔京都〕盲(めくら)の垣覗き 〔大坂〕目の上の瘤(こぶ) | 
| 〔41〕み 〔江戸〕身から出た錆 〔京都〕身は身で通る裸ん坊 〔大坂〕蓑売りの古蓑 身うちが古み | 
| 〔42〕し 〔江戸〕知らぬが仏 〔京都〕しわん坊の柿の種 〔大坂〕尻(しり)食らえ観音 | 
| 〔43〕ゑ 〔江戸〕縁は異なもの味なもの 〔京都〕縁の下の舞 縁と月日 〔大坂〕縁の下の力持ち | 
| 〔44〕ひ 〔江戸〕貧乏暇なし 〔京都〕瓢箪(ひょうたん)から駒が出る 〔大坂〕貧相の重ね食い | 
| 〔45〕も 〔江戸〕門前の小僧習わぬ経を読む 〔京都〕餅は餅屋 〔大坂〕桃栗三年柿八年 | 
| 〔46〕せ 〔江戸〕急いては事を仕損じる 背に腹は代えられぬ 〔京都〕せんちで饅頭 梅壇(せんだん)は双葉より芳ばし 〔大坂〕背戸(せと)の馬も相口(あいくち) | 
| 〔47〕す 〔江戸〕粋(すい)は身を食う 〔京都〕雀百まで踊り忘れぬ 〔大坂〕墨に染まれば黒くなる | 
| 〔48〕京 〔江戸〕京の夢大阪の夢 〔京都〕京に田舎あり 〔大坂〕--- | 
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